こんにちは、ゆずこしょう(@onktm0821)です。
アメリカに来てから長らくやっているストレングスファインダーの実践編もステップ2が終わりました。
まだ先は長いですが、少しずつ何かが見えて来た気がしています。
ステップ2は、自分の強みを明確にするステップです。
これが完了すると、仕事をするときに「自分らしさ」であったり、「こういうアプローチの方が自分は得意なはずだ」ということを基準にして動けて来ていることを感じます。
今日はそのステップ2がどのようなものであるか、を書いていきます。。
余計なストレスを感じずに、自分の強みを生かしながら仕事をしたい方は、参考になると思います。
ステップ1については、こちらの記事をご参照ください。
今回も参考にしているのは、『最高の成果を生み出す6つのステップ』という本です。
ステップ2:明確にせよ あなたは自分の強みを知っているか
おそらく多くの方が誤解していると思うのですが、ストレングスファインダーテストによって導き出されるものは、あくまで5つの資質であって強みそのものではありません。
本書では、強みについて以下のように定義しています。
強みはいつでもほぼ完璧にやり遂げられる実際の活動として現れる
つまり、あくまで強みは実際の行動として現れているはずだということです。
テストだけでわかるものではない、ということです。
テストでわかる5つの資質は、あくまで強みの構成要素の1つにすぎません。
そして、実際の強みは以下から構成されてるとしています。
・資質
・スキル
・知識
資質はストレングスファインダーテストをはじめ、その他いわゆる各種性格診断テストなどでわかる「本来その人に備わっているもの」です。
スキルと知識は、後天的にその人が身につけるものになります。
資質、スキル、知識、の3つを掛け合わせた結果として、強みが行動に現れるのです。
SIGNからはじめる
では、何を手掛かりに自分の強みが現れている行動を探すのでしょうか?
その手掛かりをSIGNと呼んでいますが、それは以下の頭文字をとったものです。
・S(Success:成功):成功体験・得意なこと
・I(Instinct:本能):やらずいはいられないこと
・G(Growth:成長):成長を感じる、興味がわく、集中できること
・N(Needs:必要性):自分にとって必要なこと
以上をもとにしながら、仕事中に強みを感じた瞬間や、逆に弱みを感じた瞬間を極力詳細にメモします。弱みまでメモするのはステップ4で使用するためのようです。
最後は中からベスト3を選んで、(あまりにピンポイントの内容では意味がないので)一般化し、ストロングステイトメントなるものを作成します。これが現時点での僕らの強みということになります。
「現時点での」と書いたのは、仕事内容が変わったりすると当然強みの発現の仕方も変わるためです。そこで本書では、定期的にこの作業をすることを推奨しています。
ちなみに僕の場合は、初めてやって挫折した時のメモや、そのあともちょくちょくメモをiPhoneにとっていたので、それらもまとめて一気に取りかかりました。
率直な感想としては、巷の「過去を棚卸ししましょう」というだけの自己分析ツールと違って、直近の自分の行動を振り返って行うことですから、より違和感を感じませんでした。
ゆずこしょうの場合
全てをここに並べても、誰も興味はないでしょうから、僕という人間を知って頂くためにも傾向だけここに書きます。
強み
僕の場合、自分のアイディアや意見を表に出す時にSIGNが発現しているように感じました。
これは自発的であろうと、周囲の人に求められてのものであるかは関係ありません。
会議の中での発言でも、ワード文書でも、エクセル資料でも、パワポを用いて人前で発表する時であっても、関係ないようでした。
相手の年次も特に関係ありません。思ったことを言えと心のリミッター解除さえしてもらえれば、相手がどれだけ偉かろうと反対意見も言っています。
そして議題が難しいものであればあるほど、モチベーションを高く保てていた気がします。また、実際にパフォーマンスも高かったはずだと思います(あくまで自分の中での話です)。
僕の資質である「指令性」や「戦略性」が色濃く出ているのだと思います。
5つの資質については、こちらの記事をご参照ください。
弱み
反対に、自分のアイディアも意見も求められないような仕事には全くときめきませんでした。
例えば、定例会、とりあえずの会議、座学の研修などです。
「とりあえず横に座って話聞いとけ」みたいなものは本当に最悪なパターンです・・・。
こういうスケジュールが入っている日は、有給を使って休もうとしてしまうくらいには嫌いです。
誰しもそうなのかもしれませんが、僕は小学校の頃から「話を聞いているだけ」というのが大の苦手で、授業態度が悪いということで、しょっちゅう教師に胸ぐらを捕まれ黒板に叩きつけられていましたがとうとう治りませんでした。
それくらい僕にとって耐え難いことなのです。
あとは単純作業もとても苦手です。
ただ処理するだけ、決まった手順に従って手を動かすだけ、というのはどうも性に合わないようです。
どうやら、仕事に自分の人格が宿らないとダメなようです。
今の仕事は向いているのか
ストロングステイトメント作りをしてみて、はっきり思ったことがあります。
「やっぱり僕は経理向いてないんじゃないか?」
ということです。
先日の記事でも書いたように、経理を一生の仕事と思えなかったのはこういう上に書いた強みと弱みが関係していたと、今になって思います。
簿記や会計士の勉強は、ひたすらルールを覚えて実際に処理できるようにすることの連続です。
そこに「自分」はいらないのです。
仕事の大切さは十分に理解していますが、経理は1秒を争うような仕事ではないですから、ルールをひたすら頭に叩き込むことにどうしても楽しさを見出せませんでした。
忘れた時はルールブックを見返せば十分に感じてしまうのです。
これは落伍者の言い分ですから、早い話が言い訳です。
世の中には、このような勉強に耐え、それが好きだという人もいるのですから。
いずれにせよ、今は自分のアイディアを形にするようなことがしたいと思うのです。
まとめ
ストロングステイトメントのステップ2を終えて、曖昧だった自分の強みが明確になったと思います。
今後目指すべき方向も少しずつ見えてきた気がします。
全てのステップ(計6つ)を終えた時、待っている結果が必ずしも商社で働く自分にとって良い結果であるとは限りませんが、その結果は真摯に受け取る覚悟です。
覚悟なしにやり遂げられることなどないのですから。
ではでは。