エントリーは多いほうがいいのか、少ないほうがいいのか。
これもまた、例によって就活における決着が見えない議論だ。
その理由は簡単で、就活経験者による「オススメ」は、その人の主観でしかないからだ。
客観的データでもあれば、みんなそれに従えば良いのだろうが、そのような都合の良いデータもセオリーも就活にはない。
結果、人の意見を参考にしながら、最終的に自分で決断するしかない。
そこで、今日は僕なりの「オススメ」を紹介したい。
ゆずこしょうのオススメは少数狙い撃ち
マイナビニュースによると2018年卒の就活における平均エントリー数は42.7社ほどになるそうだ。前年度より減少しているのは、人手不足の影響だろうか。
僕はエントリー数はある程度絞るべきだと考える。
40社は多すぎる。
個人的にはせいぜい15、どんなに多くても20も受ければ十分だと思う。
筆記試験の練習のためといった目的を持って受けるのであれば、もっと多くてもいいのかもしれない。
僕の考える理想は10社未満だ。
本当にその会社に行きたいか
まず、これを考えてほしい。
仮にあなたが40社以上も会社を受けるのだとしたら、それらの会社は本当にあなたが心から行きたい会社だろうか。
きっとそんなことはないと思う。
40社も志望企業を並べて、全部が本当に行きたい企業ということはよっぽどの優柔不断でない限りないはずだ。
もっとエントリー数は絞るべきだ。
以下にその理由を書いていく。
1.ESを適時に書けない
そもそも何社だったらまともにESを書けるだろうか。
僕の力不足かもしれないが、僕には何十社も書くことは無理だった。
以前記事にしたが、ESの基本戦略は質より早さを優先すべきだ。
早めにちゃんと読んでもらえるタイミングで出してこそ、ES通過率は高まると信じている。もちろん、ある程度の質は必要になるが。
締め切り日に速達で出しているようでは、社会人になってからの先が知れている。
もしあなたが、多くのESを締切ギリギリに出しているのだとしたら、それはあなたが志望企業数を管理できていない証拠だと思っていい。
今すぐ志望企業を絞ることを検討すべきだ。
ESを早く出したほうが良いということは、こちらの記事に書いてあるので、気になる方は読んでもらえればと思う。
2.良い時間帯に面接を受けられない
面接の時期というのは得てして重なるものだ。
順調に筆記試験とESが通れば、それこそ1日に複数社と面接することもままあるだろう。
面接はかなり限られた日程の中で行われる。
その中で、あえて不利な時間帯に受けたくはないはずだ。
僕だったらそれは避けたい。
面接に有利と思われる面接時間帯については以前書いた。
午前と午後の、それぞれ早い時間帯だ。
1次面接が月-金の5営業日で行われるとしたら、全部で10時間帯が狙い目ということになる。
これが僕が10未満が理想という理由だ。
もちろんもっと多い日数を1次面接に費やす会社もあるだろうが、あまりに遅い日程で受験すると今度はそもそも志望度を疑われてしまう。本当に志望度が高ければ真っ先に受けに来るはずだからだ。
あえてその時間帯を外して受ける企業があるのだとしたら、もうその時点であなたの志望度は大したことがないということだ。
面接の時間帯に関しては、こちらの記事に書いてあるので参考にしてほしい。
3.気持ちの浮き沈みがムダ
就活において最もムダだと思うものが気持ちの浮き沈みだ。
はっきり言って、これほどムダなものはない。
就活となると「とりあえず」とか「だめもとで」と言って、大して行きたくもない企業にエントリーする人が大勢いる。
果たしてそれで内定がもらえた人がどれだけいるだろうか。
受けてみる気持ちはわかる。
なんとなく楽しそうだからだ。理解はできる。
ただ、お祈りされた時、全く音沙汰がない時、気持ちが落ち着かないことはないだろうか。
そう、「とりあえず」とか「だめもと」とかいう生半可な覚悟でエントリーしたにも関わらず、落ちたらしっかり凹んじゃってるのだ。
イケてない奴にふざけて告ったら、逆にフラれたみたいな感じになってるのである。
長そうで短い就活に、いちいちこんな気持ちの谷を作るのはムダだ。
時間もモチベーションも浪費している。
行きたくもない会社を受ける、落ちる、凹む。
そんな時間があるなら、1分1秒でも多く第一志望企業の対策にあてるべきだ。
まとめ
以上、エントリー数は極力絞るべきだということを書いた。
「でも、エントリー数を減らすとESや筆記が通らない」
という人がいると思う。
僕が言えることは1つだけだ。
ESと筆記ぐらい通るように努力しろ。
下手な鉄砲はいくら打とうが当たらないのだ。
ブレない弾を少しだけ込め、よく狙い、志望企業を撃ち落としてほしい。
ではでは。