こんにちは、ゆずこしょう(@onktm0821)です。
就活も解禁されて、いよいよ本番といったところでしょうか。
久しぶりに就活についての記事を書きます。
今回はエントリーシートを提出するタイミングについてです。
ESなんて間に合えばいいいでしょ?
と思っている方は、今からでも参考にしてみるといいかもしれません。
内定までのプロセスで一番大切なこと
内定をとるのに1番大切なことはなんですか?
と聞かれれば、僕はESと筆記試験で落ちないことと答えます。
理由は簡単で、面接の試行回数を増やさない限り、確率的に内定を取ることは難しいからです。ヒットを打つにためには、まず打席に立つ回数を増やさないことにははじまりません。
友人で商社に入りたいがために50人以上にOB訪問していた人がいましたが、結局筆記試験とESで全て落ちてしまった人がいます。これでは本末転倒です。個人的にはOB訪問はそこまで大切だとは思いませんが、これでは落ちた方も納得がいかないと思います。
例えば商社志望であれば、5大商社+2~3(双日、豊通、兼松)+2-3の専門商社、という形で約10社面接まで進んだ上での無い内定と、面接も受けれずじまいの無い内定では、本人の納得度も違うはずです。
さすがに10社面接してダメだったら諦めもつきますよね?自分はむいていなかったんだと。
そこで当時の僕は、筆記試験とESは1つも落とさないことを心がけました。
就活は運とか縁とか言う人もいますが、これはあくまで面接での話をさしているものと思います。確かにその面もあると思います。
しかし面接に進むまでのプロセスでは運や縁の要素はほとんどなく、どれだけ準備しているか、やる気があるか(やる気を示せるか)、ということに尽きます。
筆記試験もESもちゃんとやれば通ります。ちゃんと取り組めないのは、しょせんその程度の志望度だということです。
「忙しい」とか「他にもESの締め切りが近いから」というのは理由になりません。それはあなたが自分のキャパ以上に選択肢を広げすぎているだけです。あなたにとってその会社に内定することが本当に大切であれば、他の用事よりも優先して取り組めるはずだからです。
そもそもESを「締め切りに間に合えばいい」と思っている時点で・・・
ESの書き方や筆記対策をここで論じても仕方ないので、心構えというか僕がESを出すときに実践していた方法を紹介します。
この記事を読んでくれている就活生のみなさんは、ESはいつ提出していますか?
まずその前に、ESを出すタイミングを気にしている就活生がどれだけいるかという話かもしれません。
まさか締め切りに間に合えばいいと思っていませんか?
もしそうだとしたら、改めたほうがいいです。
いかに読んでもらえるタイミングで提出できるかがカギ
大学のレポートと就活のESは違います。
大学のレポートは提出場所がセットされていて、そこに提出していました(大学によって違うかもしれません)。教授は締め切りが過ぎたら紙を回収して、そこから順番に採点するのが通常です。
では、採用活動でも企業は同じようにしていると思いますか?
僕が学生の時に想像していたのは、「絶対に提出され次第、順次見ていくだろう」ということです。
例えば提出期間が14日あったとしたら、1日目はほとんど提出する人はいないでしょう。最初の7日くらいはずーっと底を這うような数しか提出されないことが予想できます。それが締め切りが近づくにつれて、次第に提出数は増えていきます。おそらく最終日がピークでしょう。紙のESの場合は、速達なんかでESを出している人をよく見ました。
速達のハンコなんて「私はギリギリにならないと動けない人間です」と言っているようなものです。
正直言って、最終日に出されたESなんて大して読まれません。もちろん採用担当は一生懸命読むはずですが、それでもES1つあたりにかけられる時間は非常に限られてしまいます。これはもう審査するのが人間である以上、仕方のないことです。
さあ、ここで質問です。
ESを早いタイミングで出すのと、最終日に出すのとではどちらがしっかり読んでもらえると思いますか?どちらが通過率が良さそうでしょうか?そしてどちらが志望度が高いと判断されるでしょうか?
答えは言うまでもないですね。
完成度よりも早いことの方が優先
「早く出すのは完成度が不安、ギリギリまで内容を詰めたい」
という人も多いかもしれません。気持ちはよくわかります。
でもよく見るのは、結局その自称「じっくり考えたES」も締め切り2日くらいで慌てて書いたものだったりすることです。そして「じっくり」というのも、夜中にレポートを仕上げるような感覚でダラダラ書いたものだったりします(笑)
正直に言ってしまうと、最後時間がないからそうなってしまっているだけで、完成度はそこまで高くないですよね。夜中までダラダラやったところで、どうせ完成度なんて大して上がらないのです。これは社会人の仕事も同じで、夜遅くまで残業して出来上がるものなど、次の日に見たら微妙な出来だったりするものです。
そもそも「このESなら絶対通る!」と言い切れる出来のESがどれだけあるでしょうか。はっきり言ってほとんどないと思います。それであれば早く提出してしまって、ライバルより先に「通過」を勝ち取りにいった方が得です。
完成度より早いことの方が優先されるのは社会人になっても一緒
ついでに言うと、これは社会人になってからの仕事も一緒です。
会社に入れば、大抵あなたがした仕事は先輩社員なり上司なりがまず確認することになるでしょう。この時、先輩・上司があなたの成果物を確認する時間も織り込んで仕事をする必要があります。
「今週中にやっておいて!」と頼まれた仕事を金曜の17時に出してくるような人は、お話になりません。新入社員のあなたの仕事があなた1人で完結するようなことはほとんどないからです。
まともな人なら先輩・上司のスケジュールを確認して、確認にかかる日数や時間を推測し、それまでに自分の仕事は終わらせます。
例えば、「今週中」とは言っても、先輩・上司は金曜は1日外出、木曜午後は会議が入っている、と思ったら遅くとも水曜中には見せるものです。そこで指摘が入ったものを木曜午前までに修正できるようにするためです。ここで言う「今週中」というのは「今週中には先輩・上司のOKが出ている」と言う意味です。あなたの提出が今週中という意味ではありません。
「いや、でも完成度が・・・」とかウジウジするのはあなたの仕事ではありません。完成度を決めるのは上の仕事です。あなたの仕事はとにかく早く終わらせることです。完成度は高いに越したことはありませんが、60点でも80点でもいいからとにかく早く出すことの方が優先されます。納期を守ることが第一です。
このように仕事はある意味思いやりで成り立っている部分があります。
ESの提出も、読む側・確認する側のことを考えて早めに出す方が、印象がいいと思います。「早めに出してくれた(=おかげで仕事が1つ早く終わる)」と思ってくれる採用担当者もいるかもしれません。
どうせ完成度なんて同じ脳ミソで考えている以上大して変わらないのですから、ESなんてさっさと出してしまって遊びに出かけてください。
まとめ
就活は運・縁という気持ちはわかります。事実その要素は強いからです。
でもこれはあくまで内定を勝ち取った側の人間の論理です。
受ける前から、思考停止的に「どうせ運だから」と言って勝負を捨てている人間に、勝利の女神は微笑みません。
ちゃんとやれば通過できるものは、しっかり取り組んで全部通過しましょう。とにかくESだの筆記試験だのでメンタルを削られている暇はありません。
運と縁が必要になってくるのはその後です。
ではでは。